おまけ・我が家の節約

住宅購入を考え始めた時、我が家は転勤中でした。
会社の借り上げ住宅に住んでいて、住居にかかる費用は駐車場代込みで2万5000円程度という恵まれた経済状況です。
家計簿もつけていなかったので、生活するのにいくら必要なのかも良く理解していませんでした。
ですから、住宅ローンを組む場合に我が家が月々いくらの返済が可能か知るのが全く想像できませんでした。

転勤から戻れば、今度は自分たちで住居を契約して正規の家賃を払わなければなりません。2万5000円で暮らせるのは転勤中だけの待遇でした。
もし、賃貸で同じ程度のマンションを借りるとだいたいいくら、というのは知っていましたが、今まで2万5000円で生活してきたので、だいたいその家賃を払って生活していけるのかというのも急に不安になりだした時期でした。

まず、私が始めたのは家計簿をつける事です。何にいくら遣って生活しているのか知る事から始めました。
ですが、家計簿をつけていると不思議なことに、「今までどおり」の買い物がどんなだったかわからなくなって、「節約」しがちになります。
特に私の勝手で決めてしまえる食費については「今までどおり」というのは案外難しいものでした。

だんだん、どこまで食費を削れるかといカンジになってきてしまいました。しかし、食べ物をケチって家族の健康が損なわれててしまっては仕方がないので、栄養学の本を参考に、必要な栄養素を調べて、週単位に割り出して最低でもそれだけの量の食材を「買わなければならない」というルールを自分で決めました。

肉なら1週間何グラム以上、魚は何グラム以上、緑黄色野菜なら何グラム以上といった具合です。牛乳や豆製品も、栄養的に必要な量は、「買わなくてはならない」という具合です。
結果的に健康的に「節約」をすることが出来ましたし、家族の健康を守る食事にかかる費用の、最低金額みたいなものも把握できました。
よくテレビや雑誌で「節約献立」みたいなものを見かけますが、やみくもにやると栄養失調になりかねないのになあと思う時があります。

節約の話はこれくらいにして、結局だいたいの出費の把握ができるのには最低半年はかかりました。
冠婚葬祭などの出費があったりすれば、ひと月の収支は大きく変化しますからこれは、生活費とは別に計上しておいた方が良いと思います。

結局必要生活費のだいたいを割り出して購入価格の上限を決めて物件を探し、ついに住宅ローンを組むことになったのですが、今まで2万5000円で生活してきたので、管理費・修繕積立金・駐車場賃貸料と返済分を合わせて月々10万円位ということでも、とても不安でした。
貯金もいっきに減ってしまう事になりますし、「大丈夫かな?」と何度も主人と話ましたが、月々10万なら、賃貸で住んでも、どっちにしても絶対に払わなきゃならない金額だ。ということで落ち着きました。
このローンがダメなら、賃貸でも生活出来ないのだという事実が私を納得させました。

私と同じ時期に住宅を購入した友人は繰り上げ返済否定派で、なるべく長く借りても、月々の返済額が少ないなら支払総額が大きくなっても構わないという自論を持って購入しました。なるべく損したくないと思っていた私とは正反対の意見でしたが、「なるほど、そうゆう考え方もあるのか」と感心したのを覚えています。
これは、その住宅にずっと住み続けるか、将来は売却を考えているかという事でも考えは違ってくると思います。

余談ですが、完済後の手続きに「抵当権を抹消する」というのがありました。
購入した時点で、自分たちの物になったと思い込んでいましたが、住宅ローンを完済して初めて、私達の家になったのだなと思い知りました。
大きな買い物です。ぜひ納得のいく住宅ローンを組みましょう。

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